全国トップクラス 鉾田のイチゴが躍進する理由

茨城県 鎌田農園様
鎌田農園様は全国トップクラスのイチゴの産地である茨城県鉾田市で、主に「とちおとめ」や「やよいひめ」、茨城県オリジナル品種「いばらキッス」を栽培。地域の若い生産者と連携して新しい栽培技術の導入にも力を入れています。鉾田は、約15年で生産者が4割ほど減少したにもかかわらず、売上を逆に7割以上アップさせることに成功されています。

目次

CO2施用で、収量の「壁」を突破できました

―CO2施用を取り入れたきっかけについてお聞かせください。

農業に携わって17年ほど経ちますが、あるとき収量の壁にぶつかりました。そこで、解決法を求めて新しい栽培技術を取り入れようと勉強会やセミナーに参加していた時期に出逢ったのがCO2施用です。当時は鉾田で施用している生産者が居なかったため、自分が挑戦してみようと決意しました。

実際に使い始めるとすぐに収量が1割ほど伸びたため、良い技術であることを実感しました。その後も、施用をしていく中で、CO2施用の効果を最大化するためには、肥料の量をはじめ他の多くの要素について考えることでより効果が高くなることがわかってきました。
鉾田では、このように得られた成功や失敗の体験を、月に一度JAで集まって意見交換会を開催することで、活発に共有しています。活動を続けて今では、生産者1人が成功するのではなく、地域の生産者皆で「産地」として成功しようという考え方が浸透しました。皆の知見を共有することで、多くの生産者がCO2施用を使って収量を伸ばしています。

他の施用方式と比べて玉の重み・ハリ・ツヤが違う

―燃焼式と生ガス式局所施用の大きな違いは、どういった所でしょうか?

肥料メーカーの方から、他の産地で高圧ガス工業さんの製品が使われているという話を聞き、それまで使用していた機械が故障してしまったタイミングで連絡を取りました。
燃焼式は熱が発生することが、メリットでありデメリットでもありますね。冬は暖かいことが利点になりますが、暖かい空気はハウスの上部に溜まってしまうためイチゴがCO2を吸収しにくい気がします。高圧ガス工業さんの生ガス式局所施用システムはハウス内の温度に影響を与えずに施用できることや、局所施用のためイチゴがCO2を吸収しやすいところが良い点と感じています。選果作業をしていると、実際に玉の重みやハリ、ツヤは灯油やプロパン等の他の施用方法と比べてすぐにその違いがわかるほど、効果が出ていると実感しています。

モニタリングで、グッと農業が変わった

―局所施用システムを利用して、あらためて気づいたことはありますか?

高圧ガス工業さんの局所施用システムと一緒に遠隔からの監視制御も導入しました。スマホでリアルタイムのデータを確認して畑に行かずに温度やCO2濃度、湿度を把握できるため、毎日の作業が大きく変わり、非常に便利になりました。高圧ガス工業さんには、工事の段階から本当にきめ細かくフォローしていただいたため、スムーズに導入できました。

「効果が物足りない」という声を聞いたことが無い

―今後の生ガス式局所施用システムに期待することはありますか?

高圧ガス工業さんの生ガス式局所施用システムは、他の利用者からも、「効果が物足りない」という声を聞いたことが無いですね。これから産地として戦っていくためにCO2施用の「質」は不可欠だと考えています。
生ガス式のような施用の方法が普及すれば産地全体の収量も伸びるため、コスト面の課題を少しでもクリアできれば、道はもっともっと開けると思います。

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